第6回トロンボーンアンサンブルの響宴


いきなり後半へ


H.ハスラー/“恋人は私と夫婦になるだろう”
今回のオープニング曲にして、唯一の8重奏曲。
2声部が交互に旋律を繰り返していくのだが、エコーとなるはずのChoir IIは元気いっぱい。
・・・これが若さか(笑)
拍子が変わったところで自分を見失いかけた上に、動揺して臨時記号を落としたのは私です(爆)
1曲目からこれでは、この先が思いやられますなあ・・・。

Choir I
1st:川辺/2nd:蛭川/3rd:鰐渕/4th:岡田
Choir II
1st:村上&深谷/2nd:福井/3rd:鈴木/4th:佐々木

J.S.バッハ/カンツォーナ ニ短調 BWV.588
1st:川辺/2nd:村上/3rd:深谷/Bass:岡田
練習を繰り返すたびにお気に入りになっていった、噛むほどに味の出るスルメのような曲。
キツくても、落ちるリスクがあっても、お気に入りなのでやる気十分(笑)
残念なことに、あまりいい演奏はできなかった。音をはずしまくったとか、落ちて復活できなかったわけではないんだけど。
なぜか、のびのびと吹けなかった。この曲はいつかリベンジしたいなー。

F.J.ハイドン/「天地創造」より“大いなる御技は成りぬ”
1st:鈴木/2nd:深谷/3rd:福井/Bass:佐々木
トロンボーン四重奏の世界では、かなり知られた部類に属するであろう、この曲。
しかし、その割には決して簡単ではないのもまた事実。
本番ではいろいろアクシデントがあって、舞台袖で聞いていても緊張しました(笑)
落ちたら復活が難しいこの曲で立ち直ることができたのは、ある意味すごい(爆)

F.アラート/ミーン・トゥ・ミー
1st:川辺/2nd:鰐渕(鉄)/3rd:蛭川/Bass:佐々木
今回のプログラム中で、練習期間がおそらく最短だった曲。
蛭川氏が1stを吹くはずだった曲が「キツすぎる」と却下されてしまい、そのままズルズルと未定のまま時間だけが経過。
そして、彼が吹きたいと言ってきたのがこの曲の、しかも小田桐パート。
オレがラクをする曲だったはずなのに、自動的に栗田パート担当。これ以上負担を増やしてどうする(爆)
まあ、本番では会心のHi-Dを当てることができたので、良しとしよう。結果オーライ!?

J.S.バッハ&C.グノー/アヴェ・マリア
1st:村上/2nd:蛭川/3rd:福井/Bass:岡田
いわずと知れた名曲。美しい旋律を延々と吹き続けるキツい曲でもある(笑)
最初はオレが吹こうと思っていたんだけど、いろいろあって村上君に吹いてもらうことに。
彼にも、オレのような自虐的なモノを好む遺伝子が備わっているのかも(爆)
伴奏のアルペジオ軍団が途切れてしまったのが惜しまれる。

R.プレムル/イン・メモリアル
1st:鰐渕/2nd:鈴木/3rd:福井/Bass:佐々木
譜面が簡単な一方、ダイナミクスと和音の対比が鍵を握るこの曲。
作曲者が自作自演CDの製作期間中に亡くなってしまったという、曰くつきの曲でもある。
「Triton's Journey」に収録されている名演を知っているオレとしては、フォルテシモをもっと出してほしかったけれど・・・
鉄平も次にティボールを控えているので、無理からぬところか。
この手の曲は、今まで取り上げたことがなかったので、ちょっと新鮮でした。

G.ティボール/序奏、主題と8つの変奏
1st:川辺詰/2nd:鰐渕/3rd:村上/Bass:岡田
パリトロと彼らが演奏するこの曲に出会って、15年以上。
幸か不幸か、この曲なくして今のオレは存在しないと言い切れる。そんな曲に、ついに手を出してしまった。
メンバーは「対ティボール」シフトで固め、曲のイメージを「唯一にして最高」の音源であるパリトロに統一して臨んだのだが。
やはりこの曲は難しかった(笑)
特に、オレ個人は低音が苦手なのがバレバレ。去年箱山先生に指摘していただいた悪い癖も、あまり直ってないし。
極めつけは、一番最後の音。・・・倍音を1つ上にはずした(爆)

後半へ続く