6/4(日) いよいよ本番


いよいよ演奏会当日。
昨夜はぐっすり眠ることができた。普段なら7時間も眠っていられないよな。
ホテルの朝食をテキトーに喰らい、テレビを見ながらダラダラと身支度。
車から楽器その他の荷物を出して、地下鉄でキタラへと向かう。
しかし。
その途中、ミュートがないことに気がついて、すぐに引き返すハメに。
メールで「マイクログラム」を打とうとして「μ(ミュー)」に変換した瞬間、気付いたのだった(笑)
取りに戻った時点であまり時間がなかったので、キタラへはタクシーで行くことにした。
余計な出費がかかったけれど、これで今日のトラブルがおしまいであることを祈ろう。

リハーサルは、半分の威力で適当に。今日ばかりは、ホントに手を抜かないと。 振り向けば、パイプオルガンを背にバンダのTrpとTrbが。
いいなー、オレもこっちに来たかったな(笑)
崩壊しかかって、どうしていいのかわからなかった箇所が2つ。おいおい、大丈夫なのか・・・?
P席からのバンダ「一斉射撃」は壮観。オレもあそこに行きたかったな(爆)

今回の演奏会はマチネ(昼間の演奏会)だが、リハを終えてから開場まで1時間しかない。
しかもその間にメシを喰って着替えて写真撮影をするというのだから、大忙しだ。
いつもならブラブラ歩いて何か買ってくるところだが、時間がないので弁当を注文。
・・・とんかつ弁当。結構なボリュームだ(笑)
ただ喰うだけならいいのだが、直後に本番が控えているし。
ここは演奏を優先し、半分だけ喰うことにした。
開演時間までのわずかな時間、楽器を吹かないようにするため・・・。
楽器のベルを磨くことに精を出してしまった(笑)
「1812年」のリハーサル中。
この曲とも今日でお別れだと思うと、名残惜しくて仕方ない。

開演前に撮った一枚。
今回のTrbセクションの主力はこの4人。

威風堂々 火の鳥
面白いように音が当たった。怖いくらいだ(笑) 序奏のトロンボーン2重奏は、上手くいった方では。
数回出てくる上のHも、外す気がしなかった。8勝0敗1分ってとこか。 本番でこれだけ吹ければ「御の字」である。
クリティカルヒットを1発繰り出してしまった(爆) カッチェイのグリッサンドは2回とも成功。自分でも驚いた。
前回、はれんち教師と一緒に吹きまくった「例の場所」はおとなしく。 一生懸命数えていたせいか、緊張する余裕すらなかった(笑)
マエストロからあんなに釘を刺されてたからねえ(笑) 速いリップスラーは、そこそこ。ちゃんと聞こえていればいいんだけど。
倍音上に外してバカ大で吹いちまった、誠に遺憾な音が1発。
オレにとっては珍しく、かなり納得できる演奏だった。85点ってとこか。
あのホルンを差し置いて、ラッパが立たされるハズがないだろう(爆)

ここで15分間の休憩。
その間に残しておいた弁当を喰い、最後まで吹ききるためのエネルギーを補給。
歯磨きもして、準備万端。
今回の技術的なヤマ場は、もちろん火の鳥であった。
それが終わった今、ここから先は残りのHP・MPと相談しながら吼えるのみ。
後半開始前。バンダの4人も交えて記念撮影。
なぜか真梨沙も写りこんでいたりする。

祝典序曲 スターウォーズ
最初の方はよかったが、次第に吹き方が乱暴になってしまったかも。 メインタイトルのテンポはリハーサル通り。速くてタンギングできん(笑)
あらかじめ決めてあったブレスの箇所を守れず、イマイチな部分も。 「With Great Force」の部分はもうちょっと頑張っても良かったかも?
アツくなっちゃ、いかんよなあ。(ほんの)ちょっとはSamを見習おう。 後のことを考えて、若干控えめに吹かせていただきました。
1812年 アンコール:アッピア街道の松
最後の「件の箇所」までは、問題なかったような。 この曲に関しては、目標はただ一つ。「バンダに勝つ」(爆)
バンダが金管のコラールで事故発生。 来てくれた友人によると、この目標は達成されていた模様。
チャイムに惑わされた、など言い訳にもならん。 ・・・むしろでか過ぎると言われた(爆)
指揮棒見てれば入れただろうに。正しかったオレが少数派すぎて・・・。 だからあれだけ思いっきり吹いていいって言ったのに(笑)
後ろの打楽器の音量で自分の音が聞こえない、という現象を初体験。 オレならグラディ○スVの極太レーザー並みにブッ放してるところだ。
自分の音を聞いて調整しながら吹いているのが普通だからねえ・・・。 最後は勝手に上のB♭を吹いちゃいました。スミマセン。
一番効率がいい「吼え方」ができなかったことに、画竜点睛を欠く思い。 ・・・あまり反省してませんが(爆)
ファゴットの皆さん、重ね重ねゴメンなさい(笑)
でも、「本番はそうでもなかった」と言われてしまったので・・・
今後も遠慮せず吹かせていただきます(爆)

録音を聞いてみないと何とも言えないが、総じていい演奏ができたかと。
いつものように「少ない出番に賭ける」ような演奏会でなかったのが幸いしているに違いない。
出番が少ないと、その部分に対する思い入れが強くなり(そりゃあそうだ)。。。
プレッシャーにめっちゃ弱いオレにとっては、その思い入れが足かせになるんだよねえ。
聞きに来てくれた友人たちも楽しんでくれた様子。
「こんなに楽しいならまた聞きに来たい」などと言ってくれたヒトもいたけれど。
こんなプログラムならオレも大賛成だけど・・・こんなことは金輪際、有り得ませんから。きっとたぶん。

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