ポートランド演奏旅行 第4日目

11月19日
〜波瀾万丈な一日〜


今日も夕方からOPACOと練習なのだが、それまでは自由時間。
9時頃にホテルを出発し、ぴよき氏たちと共に歩いて楽譜店へ。
見知らぬ街を歩き回るのも、楽しい。
楽譜店に着くと、ぴよき氏はオケスタのコーナーへ直行。
チャイコフスキーのSym.1〜6の完全パート譜を手に、ご満悦のようだ(笑)
特に、チャイ2・チャイ3のパート譜なんて、その辺では売ってないからねえ。
やがて亜子姐さんたちの一団がやって来た。彼らはバスで来たらしい。
さっそく、今回のもう一つの目玉であるCDショップの場所を亜子姐さんから教えてもらう。
昨日と同様、どこに何があるかを彼らに聞かれたので教えてあげた。
店からバイト代が出てもいいくらいではないだろうか(爆)
昼頃、バスで中心街へ帰ることにした。
これ以上この店にいたら、カネがいくらあっても足りん(笑)
今日だけで、また130ドル使ってしまった・・・。
バス停の前にて。
いかにもホームドラマに出てきそうな街並みである。

帰る途中、ぴよき氏と共にバスを降りた。
「Border's」という本屋兼CDショップへ寄るためだったのだが、ここにはオレが求める種類のCDは置いていなかった。
日本のタ○ーレコード級の規模だと聞いていたんだけど・・・。残念。
ここで急にトイレに行きたくなったので探していると・・・鍵がかかった扉に何か書いてある。
「必要なトークンを入れなさい。それはカウンターで受け取ることができる」(思いっきり直訳)
カウンターで受け取った小さなコイン(1セント硬貨よりもさらに小さい!)を穴から入れてみた。
「カチッ」と音がして、めでたくトイレの扉が開いた。これで一安心。
そういえば、ウィザードリィにもこんな仕掛けがあったなあ。イベント経験値を500ポイント獲得だ(笑)

ハラが減ってきたので、フードテラスへ昼メシを食いに。男2人だ(爆)
いろいろおいしそうな物があったが、どのメニューにもチキンが使用されている。
探し回った結果、タイ料理系のランチボックスに決定。
ここでは、牛・豚系のメニューとトムヤム・スープを注文した。
ところがこのトムヤム・スープが曲者。このメニューのために随分待たされた上に、味がイマイチ。
大量のマッシュルームが入ったトムヤム・スープ。せめてレモングラスくらい使ってくれよ〜
さすがにこのスープだけは、全部飲むことができなかった・・・。
それ以外は、普通に食えて良かったが。
「春巻もどき」は結構イケたぞ。
一度ホテルへ戻り、練習までの少ない時間で一休み。
昼メシ。まあまあ、タイ料理っぽかった。
・・・スープ以外は。

午後2時。バスで昨日の練習場へと移動する。
夕方の合奏まで個人練習の時間として充てられているのだ。
さっそく小練習室を占領し・・・
買ったばかりのアンサンブル譜で遊んでもらうのであった(爆)
4重奏と3重奏を音出ししてみたが、使えそうなのものを数曲発見。
イヤがらずに付き合ってくれた、はれんち・GA嬢・ぴよき氏。ありがとう(笑)
約2時間、アンサンブルを吹き続けたのでかなり疲れたが、おかげで調子が良くなってきた。
合奏前にメシを食うべきだったのだが、さっきのスープでダメージを受けたのか、ハラが減らない。
これがあとで、重要な意味をもつことになった(笑)
小練習室を占拠してアンサンブル中。
写真は3重奏。交代で吹いていたので、ラクだった。

 合奏開始。
 最初はOPACO単独演奏の曲。
 コープランド/ホー・ダウン(ロデオより)とアイブズ/アメリカ・ヴァリエーションだ。
 オレは前の方で聞いていたが、やはり木管が(以下略)
 アメリカ・ヴァリエーションのTrbパートはなんだか楽しそうだった。
 楽譜を見せてもらえば良かったな、とちょっと後悔。
 その後、ウェストサイド→日本のうた→だったん人→シェヘラザードの順で合奏。
 木管、特にファゴットとクラリネットがもう(以下略)
 自分のパート以外を心配しながら演奏するというのは、何というか、イヤなものだ。集中できん・・・。
この日の練習風景。写真はOPACOのみの合奏。

練習後はOPACO側の計らいで、宅配ピザでパーティを開いてくれた。
残念なのはTomが帰ってしまったこと。仕事で疲れているなら仕方ないか。
さっきまでアンサンブルのためTrbパートで占拠していた大きな部屋で、バストロのSamと一緒にTrbピザパーティー。
どこの国でも所帯持ちは大変だ、という話でSamとはれんち氏が盛り上がっていた(笑)
オレが楽譜をたくさん買ったという話をしていると、税関は大丈夫なのか、とSamが心配してくれた。
何かありそうだったら、分けて持って行くから大丈夫だろう、たぶん(笑)
みんなで記念撮影した写真をメールで送ってほしいとSamに言われたのだが、つい安請け合いしてしまった。
英語で手紙を書いたことなんて、無いんですけど・・・。
ここではそれほどピザを消費しているわけではないのに、何故か外からどんどん持ち込まれてくる。
オレも最初はハラが減っていたので、3切れくらいは余裕で食っていたのだが・・・。
これで最後、と思って4切れ目を食っているところでSamに5切れ目を皿に乗せられてしまった。
ピザ以外にケーキを2つ食っていたので、さすがに腹がキツい。しばらくの間、ピザは見たくもないぞ。
ピザ配布中。一切れは結構でかい。
他にもケーキやお菓子がおいしかった。
ピザパーティー。こうやってパート単位で群れる
トロンボーン吹きの習性は、日米共通らしい(笑)
札フィルTrbとSamで記念撮影。
Samにメール送らなきゃ・・・
こちらはVlnパート。
赤いのは、エリザベス。
きっと3倍に違いない。赤いし。

この後、CindyやJamesたちと一緒に飲みに行く、という話になったので、当然参加。
時間も遅いので、軽く飲んで帰る、という話だったのだが。
今思えば、これはほんの始まりに過ぎないのであった・・・。
一度ホテルへ戻り、歩いて2次会の店へ向かう。
TrpパートとJamesは場所取りを兼ねて先に飲んでいたので、そこへ合流。
ピザを腹一杯喰っていたこと、時間が遅かったこともあって、ビールだけを飲み続けることに。
どうやらJamesはStout(黒ビール)が好きらしく、我々もそればかりを大量に飲んでいた。
はれんち氏が「日本式の酒のつぎ方」をJamesに教えているのに大爆笑。
「Japanese Custom」などと称していたが、少なくとも半分はウソだと思いますが。あれは(笑)
Jamesによる「三本締め」で2次会は終了。
黒ビールばかり飲んでたなあ、本当に。
はれんち氏:「まあまあまあ・・・」
James:「どうもどうもどうも・・・おっとっとっと」

続いて3次会。Trpパート&Trbパート&Jamesと、その場の勢いで2ndVlnのDanielが参加。
Jamesの馴染みのビアバーで、またも黒ビール(ここではGuinessだった)を大グラスで2杯。
今日は腹にたくさんビールが入る。異常なほどに(笑)
店内のTVで中継していたNBAの試合中に乱闘が起こり、みんな釘付けになっていた。
実はこの店に入ったのは閉店間際。
2杯飲んだら帰る、という約束をして入れてもらったらしい。
その2杯を飲み終えて、店の閉店時間も過ぎたため、これでお開き。
・・・と思っていたのだが。
はれんち氏の通訳によると「もっと話したいから24時間営業のスター○ックスへ行こう」とのこと。
もはや現在地もわからないのでJamesたちについて行くことにした。
気がつけば、James&Daniel以外のメンツはTrbパート4人だけになっていた。
明日、レンタカーを運転するというT木氏は仕方ないとして・・・
Jamesはラッパ吹きだぞ。ラッパ吹きがいなくなってどうする(笑)
2次会にて。「トリプル乾杯」の図。
グラスを支えあう、信頼なくしては成立しない技だ(笑)

やがて、立体駐車場にたどり着いた。
彼らは楽器を車に置きに来たのだとばかり思っていたのだが、甘かった。
当たり前のように「Let's go.」・・・マジっすか?
ここで膀胱が破裂しそうなくらい、トイレに行きたくなった。アレだけ飲んだら当然だ。
しかし、そんなものはない。Jamesと2人並んで立ち○ョンだ(笑)
そして、あろうことかその後姿を(以下略)
我々を乗せた車は街から遠ざかり、ハイウェイに進入。しかも時速80マイルで爆走してるし。
明らかに、これは「拉致」だ(爆)
どれくらい走ったことか・・・やがて何処かのスタバに到着。
はれんち氏の通訳によると、限りなく西海岸に近いところまで来ているとのこと。
Jamesが言うには、ここは「日本に一番近いスタバ」らしい。
しかし、スタバはハワイにもあるんじゃなかったっけ(笑)?
こうしてスタバで4次会が開かれた。コーヒーで乾杯。
この辺りの記憶が部分的に欠落しているのだが、どうやらオレはここでも何か喰っていたらしい(笑)
どれくらい此処にいたのだろう。
小腹が空いたのでドーナツでも食いに行こうという話になり、また移動。
スタバを目指し、ハイウェイを爆走中。
取締りとか、大丈夫なのか聞いたところ・・・
「事故らなければ大丈夫」(GA嬢訳)らしい(爆)

再びハイウェイを爆走し、どこかのドーナツショップ@ドライブスルーへ。
ところがここは、24時間買うことはできるが、食べるスペースは閉店中とのこと。
外に放置されていたイスに腰掛けてドーナツを食べることに。
こうして5次会が始まったのだが・・・。
ここで小ネタが。
外は冷え込んでいて、イスには水が溜まっていた上に薄く氷が張っていたのだ。
知らずに座ってしまったオレとDaniel(他にも誰かいたかな?)。もちろんケツはびしょ濡れだ。
すっごく冷たいのだが、異様なハイテンションで盛り上がる、オレとDaniel(笑)
今回は「Cold Chiken」でなく「Cold Chair」にやられてしまった。
やがて明け方(といっても真っ暗だが)になり、朝メシを食って解散、という話になった。
5次会にて。ドーナツ食ってます。
写真が見づらいけれど、これ以上は修正できません・・・

再びハイウェイを爆走し、ポートランドの市街地へ帰ってきた。
朝食を食べられる暖かい店内で6次会。
どういう話の流れなのか、オレとはれんち氏、そしてJamesが強烈なメニューを喰うことになった。
その名も「Fat and Heart-Attack Breakfast」。おいおい、すげえネーミングだな(笑)
油ギッシュなハッシュドポテト。卵3個分の目玉焼き。油でフライしたハンバーグ。
そして、その上にどっちゃりかけられた、こってり系のホワイトソース。それと小さめの食パンが5〜6枚。極めて破壊力が大きいメニューだ。
はれんち氏とJamesは残したようだが、オレはその場の勢いで完食。またやってしまった・・・。
さすがに、今夜オレが喰ったモノの量にはJamesも驚いていたらしい。オレも驚いたぞ(笑)
やっとのことでJames&Danielと別れ、ホテルへ帰ったのは午前6時であった・・・。
「Fat and Heart-Attack Breakfast」・・・かつてない凶悪な朝食だった。
それでも、味はおととい喰った昼メシより、20倍マシ。
オレの胃袋は、どうかしている。楽勝で喰えてしまった(笑)
奥に見えるのは、Jamesの喰い残し。
ここまで来て、なんでフードファイターやってんだ、オレは(爆)
ホテルのロビーで力尽きた2人(笑)
これからシアトルへ旅立つ・・・らしい

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