第4回トロンボーンアンサンブルの響宴


いきなり後半へ

B.E.リン/ファースト・シャウト

1st:川辺・鰐渕(真)/2nd:日詰・植村/3rd:北山・蛭川/4th:小林・山縣/5th:鰐渕(鉄)・岡田
コンサートのオープニングとして、全員で演奏した曲。本来は5重奏。この写真がないのは、ちょっと残念。
景気良く始まり、1分足らずでスカッと終わるオープニングにぴったりの曲で、楽譜店で「最初の叫び」と書かれて売られていたのを発見したときは
「次のOPはこれだ!」と思い迷わず購入したのを覚えている。
がっちゃん曰く、ファースト・シャウトは「産声」の意味だろうとのこと。オレもそうだと思うが、楽譜店を信じて頑なに「最初の叫び」と呼んだ(笑)


M.Praetorius:プレトリウス/フランス舞曲

1st:日詰/2nd:植村/3rd:蛭川/Bass:岡田
四重奏の最初を飾るのは、ルネサンス期の作曲家プレトリウスの作品「テレプシコーレ」からの5曲。
この系統の曲は基本を押さえるだけで曲になるので、とても勉強になる。
しかし、第1曲の2小節目でいきなりHi-Cを吹かされる1stは、全曲を通してかなりキツイ。
特に第5曲のスパニョレッタは延々と繰り返されるので、相当なダメージを日詰に与えたに違いない(笑)。お疲れ!




J.Koetsier:ケツィア/ファルスタッフの主題による変奏曲

     1st:川辺/2nd:鰐渕(真)/3rd:山縣/solo Bass:鰐渕(鉄)
「独奏バストロンボーンと3本のトロンボーンのための、オットー作曲『ウインザーの陽気な女房たち』の音楽から
『ファルスタッフ』の主題による変奏曲」・・・というのが楽譜に書いてある正式な曲名。長いって(笑)
ダメ人間の太った騎士、ファルスタッフのテーマによる変奏曲で、独奏バストロとその他3本の掛け合いで構成さ
れており、ケツィアらしい演奏効果の高い曲となっている。もっとも、1stは音域が高い上に、テクニカルなバストロ
の分身(=テクニカルで難しい)として頑張らなくてはいけないところもケツィアらしいのだけど。
本番は特に大きな事故も無く、ベストの状態の2割引ってところか。大曲ながら、がっちゃんも頑張っていたし。
何より、2年位前に楽譜を渡してあったとはいえ、難しいソロを吹きこなした鉄平、お疲れ様。


  





G.Gabrieli:ガブリエリ/第1旋法のカンツォン

ChoirT/1st:川辺/2nd:蛭川/3rd:小林/Bass:岡田  ChoirU/1st:日詰/2nd:北山/3rd:山縣/Bass:鰐渕(鉄)
今回、ファーストシャウトとアンコール以外で唯一の多重奏曲。
2つの四重奏(Choir)の掛け合いで進行する重厚な曲で、それ故にどちらのChoirの1stも平等にキツイ曲。(「吹かなくて良かった」:真太郎の談)
日詰もオレも、この曲でHPを削られてしまった。とはいえ、やはりこの重厚さがたまらない。次回もガブリエリの曲は入れたいな。
よその団体でChoirを「ちょいやー」と呼ぶと笑われるので、注意。




J.S.Bach:バッハ/カンタータ第156番より「アリオーソ 」

1st:鰐渕(真)/2nd:北山/3rd:小林/Bass:鰐渕(鉄)
今回の曲目の中で、恐らく練習期間が最短だったうちの1曲。
考えていた曲がボツになったが、デュファイに備えて日詰の体力を回復する時間が必要だったので、勢いで決定してしまった。
ハーモニーが美しく、下吹きにも練習になる良い曲だが、1stにかかる負担は結構でかい。
本番では真太郎が素晴らしい演奏を聞かせてくれた。



J.M.Defaye:デュファイ/4つの小品

1st:日詰/2nd:川辺/3rd:鰐渕(真)/Bass:岡田
前半の最後を締めくくるのは、TTQやパリトロ、FOUR OF A KINDで有名なあの名曲。
実質1ヶ月余りで本番を迎えた割には形になったかも(あくまで「割には」なので・・・)
2楽章で止まりそうになったのは、オレがA級戦犯です。ごめんなさ〜い。練習でやったことのないミスを本番でやってしまうとは・・・
もうダメか・・・と思ったが、バストロの有意ちゃんが粘り強く引っ張ってくれたおかげで完全停止せずに済んだ。キミは今回のヒーローだ!
3楽章で素晴らしいソロを吹いた真太郎、最後のHi-E♭をバッチリ当てた日詰も立派!


後半へ続く