パリ・トロンボーン四重奏団

 パリ音楽院が輩出した4人のヴィルトゥオーゾ(ベッケ・フルケ・マンフラン・ミリエール)による四重奏団。通称「パリトロ」。
 バストロンボーンを用いないことによる制約をほとんど感じさせない、最高の完成度を誇るカルテットの筆頭に挙げられる。
 個々のメンバーが後進の指導で多忙を極めたため1996年に解散したものの、その後日本で改めてファイナルコンサートを開催した。
La Quatre Virtuoses La Quatre Virtuoses 2 Live in Tokyo '90 La Vie Parisienne Carmen Final Concert '97

スローカー・トロンボーン四重奏団

 スローカーと彼の弟子達によって1973年に結成されたカルテット。スローカーを中心として、30年以上経た今でも積極的に活動している。
 パリトロと共に、日本国内におけるトロンボーンアンサンブルの「布教」に多大なる貢献をしてきた。
Posaunenmusik des Barock Concert LIVE Plays Jan Koetsier Jubilee

Top Sound of Broadway Essence of 25years Musiche Veneziane CINEMA PARADISO

トリトン・トロンボーン四重奏団
 オラフ・オットを中心として、1982年に結成されたカルテット。メンバーの中には、医者兼フリー奏者という異色な人物も。
 CDを聴く限り彼らの演奏は素晴らしく、カンペキに近い。一度、是非ともライブで味わってみたいものだが・・・
 最近は新しいレコーディングもされていない様子。ベルリンフィルの首席に就いて以来、オットが忙しいというウワサも。
French Music
for Trombones
German Music
for Trombones
Trombone Angels Triton's Journey

フォー・オブ・ア・カインド
 J.アレッシ・S.ハートマン・M.ローレンス・B.ボリンジャーによる、強力なカルテット。
 各々が一線級のプレイヤーとしてアメリカ各地(N.Y.,L.A.,S.F.など)で活躍しているので、4人で集まるだけでも一苦労とのこと。
 3枚目のアルバムと、2度目の来日公演はいつの日か。
Music for Trombone Quartet Take Me Out The Ball Game

ミュンヘン・トロンボーン四重奏団
元ベルリンフィル首席のT.ホルヒを中心としたカルテット。
ホルヒ自らがアレンジし、アルトトロンボーンの使用で音域が拡張された彼らのレパートリーは演奏効果が高い。そして難易度も非常に高い・・・。
「Ouverture(序曲)」「Intermezzo(間奏曲)」に続くであろう、3枚目のレコーディングが「Finale」でないことを、切に願う。
Ouverture Intermezzo

東京トロンボーン・クァルテット
 栗田(N響)・神谷(N響)・小田桐(都響)・秋山(N響)の4人で構成される、国内を代表するトロンボーン四重奏団のひとつ。通称「TTQ」。
 レパートリーの多くが小田桐氏によるアレンジで、そのほとんどが格安(\2,000程度)で入手可能。
 彼らのファーストアルバム「Excellent」は廃盤となって久しく、入手が非常に困難。
Excellent! SIGNAL! Brilliant Molto Trombone

トロンボーン・クァルテット・ジパング
 吉川(N響)・岸良(日フィル)・桒田(読売日響)・門脇(新日フィル)各氏によって1999年に結成されたカルテット。
 近年、トロンボーンアンサンブルの布教活動に最も寄与しているであろう団体で、各地での公演やCD録音に意欲的に取り組んでいる。
 レパートリーには吉川氏による編曲も多く、これらはアカデミアミュージックから出版されている。
ZIPANG ZIPANG meets
Boušková in Prague
America! America! America!

ダニエル・シュペール・トロンボーンコンソート
 バロック前期の作曲家、シュペールの名を冠したカルテット。構成メンバーに関しては、詳細不明。
 さすがにパリトロやトリトンなどと比べると、明らかに力量不足。音源の希少な曲を多く収録しているので、資料としての価値は高い。
in concert impressions

ラインランド・プファルツ国立フィルの奏者達
 ドイツのRheinland-Pfalz州を拠点とするオケのTrbセクションによるカルテット。やはりFOAKやミュンヘンなどと比べると見劣りしてしまう・・・。
 音源として貴重な曲をいくつか収録した、資料価値のあるCD群。
trombonissimo trombonissimo 2

ベルリン・トロンボーン五重奏団
 (東の)ベルリン交響楽団トロンボーンセクションによる五重奏。響きに厚みを出すため、トロンボーン4本にテューバを加えたらしい。
 彼らのレパートリーは、多くがTezakから出版されているようだ。
Posaunenquintett Berlin Vol.1 Posaunenquintett Berlin Vol.2

ニュー・トロンボーン・コレクティブ
 オランダ・ロッテルダム音楽院出身の若手奏者9人によるアンサンブル。
 CDには、取り上げられる機会の少ない5重奏以上の曲をが多く収録されている。
今後も息の長い活動が期待されるグループだ。
Collective Trombone

スーパー・トロンボーン
 デビッド・マシューズが主宰する、ジャズ・トロンボーンによるアンサンブル。レパートリーのほとんどが、彼によるアレンジ。
 ジム・ピューを中心とした4人のトロンボーンに、ピアノ・ベース・ドラムのリズムセクションを加えた7人のユニット。
 アレンジの良さとメンバーの確かな技量で、Jazzに詳しくなくても楽しめる内容となっている。なお、各アルバム毎に1曲、スコアが同梱されている。
Take Five Moonlight Selenade Mission Impossible

その他

クアット・トロンボーニ
 Express

ロンドンの7オーケストラ/16人の奏者たち
 London Trombone Sound

ハイ・アンザイエティ・ボーンズ
 High Anxiety Bones

モモス・トロンボーン四重奏団
 The Lexingport Project

ウェストファリア・トロンボーン四重奏団
 Posaunen Quartett Vol.2

ラテックス・トロンボーン四重奏団
 Latex Trombone

ニューヨーク・トロンボーン四重奏団
 Collage

ミリエール・トロンボーン四重奏団
 Creations

ナショナル・スライド・カルテット
 Trombania

東京メトロポリタン・トロンボーン四重奏団
 Seven Impressions

トロンボーンカルテット・オーパス4
 von Bach bis Broadway

マイケル・デイヴィス&17人の奏者たち
 absolute Trombone

 Trombone under the Tree

デトモルト音大のトロンボーン専攻生たち
 Trombonely & Friends

アート・イン・トロンボーンズ
 Spring

トゥールーズのサックバット奏者たち
 La Sacqueboute

トミー・ペダーソンの仲間たち
 All my friends are
      trombone players

アコード出版 オリジナルサンプルCD
 Accord Ensemble Vol.4

ハンガリー・ジャズ・トロンボーン・カンパニー
 First time together