今回の選曲。

オレの全くの主観に基づく吹きどころは次のとおり。
そして己の信念に基づいた結果・・・全曲1stを吹かせていただきました(爆)

エルガー/威風堂々第1番
 忙しい跳躍がなかなか厄介な曲。
 特に、9回出てくる上のHを全部当てる確率は・・・どのくらい?
 有名なTrioの部分はトロンボーンにとって結構キツい。
 テヌートが付いた四分音符を延々と吹き続けるので、体力を削られること必至。

ストラヴィンスキー/バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
 序奏には低音域のトロンボーン2重奏が。ppp指定なので、かなりビビリます。
 カッチェイの1stのsolo。素早いグリッサンド(G→B♭→F♯)を2回繰り返すのだけど。
 これを2回とも倍音外さずに吹くのが結構難しい。
 A→H→AとG→A→Gのリップトリルが要求されているのだが・・・
 トリルキーを有する木管楽器と一緒にすんな(笑)。オレにとっては「速いリップスラー」が限界です。

ショスタコーヴィチ/祝典序曲
 最初と最後のファンファーレで、相当量の体力が削られる。手を抜けばいいんだろうが、それができない困った性分。
 テンポの速い中間部。楽譜の「スクロール」が速いので、動体視力を鍛えるかしないと。つーか暗譜しろって(笑)

J.ウィリアムス/スターウォーズより「レイア姫のテーマ」「メインタイトル」
 レイア姫には、今回の演奏会で数少ないトロンボーンらしいハーモニーが。実はおいしい。
 メインタイトルには、「with Great Force」と書かれた非常にキツい強奏部分が。
 ホルストの「火星」ラストを彷彿とさせるこの部分で、どれだけ鳴らせるかが「My勝負どころ」のひとつである。

チャイコフスキー/大序曲「1812年」
 高校の頃から一度は吹きたいと思っていた曲。「これを吹かずに死ねるか」という曲のひとつだ(笑)
 中間部には1stのsoloが。難しくはないが、決して油断できないのだ。
 最後は持てる体力の全てを消費して音圧エネルギーを放出。ファゴットの皆さん、いつもゴメンなさい(笑)

レスピーギ/交響詩「ローマの松」より「アッピア街道の松」(アンコール)
 元気な状態で吹いたとしても、最後はヘロヘロになってしまう曲。これがアンコールとは(笑)
 下から上まで、広い音域で吹きまくるので、体力がいくらあっても足りないのだ。
 バンダの方が楽しいのは間違いないが・・・。せっかくなので、目立つ部分だけでも吹きまくるべし。